Mini pupper(ミニぷぱ)とは

Mini pupper(ミニぷぱ)は自分でプログラムを作成して、思い通りに動かすことができる小型のロボット犬です。

おすすめなのはこんな人

mini pupper recommend

みなさまもどこかでこの犬のような形をしたロボットの動画を見た方もいるのではないでしょうか?

こちらはボストンダイナミクス社の「Spot」というロボット犬です。

今回ご紹介するMini pupperは上のSpotのように、生き物のように走ったり、なめらかに動いたりとここまでの性能は持ち合わせていませんが、画像認識をさせて追従させたり、走り回ったり、ジャンプしたりとダイナミックな動きをさせることができます。

Mini pupper

よくあるロボット特有のもっさりとした動作ではなく、機敏な動作で楽しむことができます。

ロボット犬Mini pupper

概要

Mini pupperは、ロボット開発ソフトウェアであるROS(ロボットオペレーティングシステム)によって操作することができる、Raspberry Piを搭載した犬型ロボットです。

使用用途としては、プログラミングロボット工学を実践的に学ぶほか、ロボットを操作することで純粋におもちゃとして楽しむこともできます。

お子様のSTEM教育にも最適!

通常、このようなロボットは高価なものが多いですが、こちらの製品は低価格帯(49,500円)から購入できるため、初心者にもハードルが低く入門編として理想的な製品となっております。

また、オプションで購入できるLiDARモジュールをセットすれば、自動運転でも採用されているマッピング機能SLAMや目的地まで向かわせられるNavigation、モノを追従できるOpenCVといったプログラミングも使用可能。

さらに発展した使い方ができます。

Mini pupperの画像認識
コーラを認識して追跡中
Mini pupperで環境認識
カメラセンサーで周囲の環境を把握

スペック

Mini pupperのスペック表

重量:509g

サイズ:210×110×165mm

バッテリー容量:1000mAh

制御ボード:Raspberry Pi 4B

ストレージ:microSDカード 32GB

約30分の充電でおよそ25分の駆動が可能です。

外観

Mini pupper

見た目はまさにロボットで、無機質でメカニカルな印象ですが、顔に当たる部分にはディスプレイが搭載されており、表情によって感情を表現させることができます。

表情はプログラミングによって自由に変更可能

Mini pupperの表情
顔の種類もいろいろと選べる!

最近よくあるAiboなどのペットロボットまでの愛着を持つことは難しいかもしれませんが、自分の組んだプログラムで思い通りに動かすことができたら想像以上の楽しさと嬉しさが込み上げてくるでしょう。

組み立てもできる

ドライバーを使って一からロボットを組み立てることができます。

Mini pupperの組み立て
image: MANGDANG

もちろん、組み立てるのが面倒な人は注文の段階で完成状態で受け取ることもできます。

組み立てでは、部品一つ一つを組み立てることで、完成への過程を楽しむことができますね。

手先が器用な人であれば、作って楽しい、動かして楽しいと二重で楽しい組み立て版のご購入をおすすめします。

Mini pupper
どちらを選ぶかは自分次第!

子供のころにガンプラに熱中した経験がある人には、子ども心くすぐられる体験となるでしょう。

コントローラーを使うことで、まるでゲームの中でキャラを操作するようにこのMini pupperを動かすことができます。

実際に使用してみてレビュー

今回は軽くお試し。ということでプログラムは組まずに基本動作のみの操作をしてみました。

思ったよりも軽快に動いてちょっと驚きです。

操作方法

joystick

PS4コントローラーでの基本的な操作方法は

十字キーの上下で足の伸び縮み

左右で体を傾ける

R1ボタンでその場で駆け足

その状態で左スティックの上下で前進と後進

左右で横移動

右スティックの左右で右旋回と左旋回

上下で上を向いたりうつむいたり

L1ボタンで接続のオン・オフ

×ボタンで足を全て畳む、中間、全伸ばしの3段階

といった感じです。

使用してみる

まずは、下部にあるリチウムバッテリーの電源をオン。

Mini pupperのバッテリー
ボタンを3秒ほど長押しする

しばらくすると、前面のディスプレイに顔が浮かび上がるので、それを確認したらPSコントローラーのPSボタンとshareボタンを同時に押します。

すると点滅していたPSコントローラーの色が緑色(色もプログラムで好きな色に変更できます)に変わったのを確認したら、コントローラーのL1ボタンを押すと本体を動かすことができます。

Mini pupper
コントローラーをペアリング

ロボットに似つかわしくない、機敏な動作が可能で、実際に初めて動かしたときは少しビビりました。

Mini pupper
思った以上に動きは機敏!?

カサカサ動くので多少のキモさも持ち合わせています。

小型でかわいらしい顔の反面、動きがキモいというキモかわ要素も?

コントローラーで操作した通りにリアルの物体を動かすことができるのは、普段のゲームキャラを動かしているときとは違った新しい感動を得られます。

Mini pupper
かわいいペットです

気になった点

可動域以上の動作は厳禁

ロボットなので可動域は決まっているのですが、可動域以上動かそうとしてもストッパーはないためそのまま動かすことができます。

つまり、構造上無理な動作をさせてしまうと壊れてしまう可能性もあるのでそこも考慮にいれて操作しなくてはいけない点では、自由度が制限されてしまう面もあります。

怪我の可能性も

上記と被りますが、安全装置のようなストッパーはありません。

そこで、例えばロボットの足の部分に自分の指がある状態で動かしてしまうと指を挟んでしまって怪我をする恐れもあります。

Mini pupper
このように指を挟まないように

機敏な動きができる反面、そういった怪我のリスクもあるため、動かす際は十分気をつけて扱いましょう。

特に、お子様の教育のために使用する場合は保護者の方がしっかりと見守りながら使用してください。

プログラミング知識も必要

これは当たり前といえば当たり前ですが、自分でプログラムを組む必要があるため、知識がないかたや苦手意識がある人にとっては難しいところもあると思います。

ですが、テクノロジーが高度に発展していく未来にむけてプログラミングの知識があることは色々な面で有利に働くでしょう。

お子さんのSTEM教育にも非常に有効かと思います。

program

また、プログラミングができなくとも、あらかじめ基本的な動作は設定してあるので自分で操作して動かすといった最低限のことは楽しむことができます。

音がうるさい

フローリングやテーブルなどの固い表面にて走らせると足音がかなり響きます。

Mini pupperの足部分は固い素材でできているため、そこと地面とが当たるたびにガタガタ、ガチャガチャと音が響きわたってしまいます。

Mini pupperの足部分
カッチカチなので音に注意

また、足音だけでなく本体の動作音もなかなかの音ですので、アパートやマンションなど集合住宅で使用する際にはご近所へ十分配慮した上で使用しましょう。

ただ、足音に関してはカーペット等の柔らかい素材の上で走らせると音は気にならないレベルまで落とせます。

Mini pupperに靴下を履かせてもいいかもしれません。

購入方法

クラウドファンディングのMakuakeにて販売中

販売内容は以下の通りです。

mini pupper 3
完成版から組み立てキットまで選択肢は多彩

リサーチ・キットとコンプリート・キットの違いはPS4コントローラーとRaspberry Piの有無

mini pupper opt 1
さらに選べるオプションも

価格は49,500円から

https://www.makuake.com/project/mini_pupper/

まとめ

手頃なお値段でロボット工学やプログラミングを学ぶことができるMini pupper(ミニぷぱ)。

Mini Pupper

ほかにも画像認識やマッピングなどの最近流行りのAIについても実際に動かしながら学べるという、マニアにも初心者にもおすすめなMini pupper(ミニぷぱ)はMakuakeにて49,500円〜で販売されています。

おうち時間が長くなり暇を持て余すことが多い昨今ですが、そんな中でMini pupperはよきパートナーとなることでしょう。

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